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後部甲板のマークは原潜の証 | ロシア潜水艦はセイル周りが賑やかです |
<コメント>
冷戦の時代は潜水艦の時代でもありました。世界の海には戦略原潜や攻撃原潜がひしめいていたものです。
オスカー級は、ソ連海軍が米空母部隊に対抗すべく精力的に整備を推し進めていた対艦巡航ミサイル搭載潜水艦の系譜の終わりと
なるもので、大型化した対艦巡航ミサイル搭載の為、攻撃原潜としては非常に大きな船体をしていました。
結局のところ、純粋な巡航ミサイル原潜は本級にて終了し、以降ロシア海軍の攻撃原潜の主力は多用途原潜になっています。
クルスクはオスカーII級10番艦として就役し、2000年8月、バレンツ海での演習中に艦首魚雷発射管室での爆発により、
水深108mの海底に沈没。その後ロシア海軍、イギリス・ノルウェーのレスキュー隊の救助活動にもかかわらず、乗組総員118名が
死亡したという悲劇で有名です。
<キットについて>
クルスク沈没後、しばらくして発売されたキットです。タミヤにしては(不謹慎な言い方ですが)珍しく商売上手な動きだなと思った
記憶があります。
キットですが、1/700の原潜と言う事で、主要パーツは艦底板を含めて5パーツ。15分で形になります。ただ、艦橋のセンサー類の
取付穴がメクラ穴になっていて、しかも艦橋左右の貼り合わせ部にあるので、数が多いこともあり普通に穴を開けるより、加工が
面倒です。センサー類は取り付ける人が殆ど(WLモデルで潜水中の状態にする人は、まずいないでしょうから)だと思いますので、
ここは素直に開口しておいて欲しかったです。それ以外は合いも良くスラスラと組み上がります。
デカールは薄くてフィルムも強いのですが、若干ノリが弱いようで艦体の目盛りマークでニスが目立ちます。細いのでマークフィットの
使用は控えたのですが、塗っておくべきでした。
塗装は、ツヤ消し黒一色。デカールがあるので、ガイアのブラックを吹き、デカールを貼ってからタミヤのツヤ消しクリアを吹いて
エナメルのレッドブラウンでスミ入れをしています。
(実作業時間5時間)
今回の教訓:デカールの密着は念を入れて
15.MAY.11